なぜTP鍼治療が効果的なのか

鍼治療を提供している治療院はたくさんあります。
2012年度の厚生労働省の調査によると、はり及びきゅうを行う施術所が23,145件、あん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所が37,185件と言われています。

 

しかし、一口に「鍼治療」と言っても、同じ考え方に基づいて治療を行っているわけではありません。
特に、症状の真の原因である”認知覚”を見つけて、そこに対して的確に”響き”を与えるトリガーポイント治療を提供している治療院の数はあまり多くありません。

 

なぜTP鍼治療

当治療室ではTP(トリガーポイント)の理論に基づいて、鍼治療を行っています。
TPとは、「痛覚過敏部位」とも言われ、自律神経の1つである交感神経が過敏となっている部位です。TPを的確に探し、”認知覚”と呼ばれる症状を引き起こしている原因部分を探し出すことが、非常に大切です。

 

例えば、腰痛について。
腰痛と言っても、原因は多岐にわたります。そのため、「腰が痛い」というAさんに対し、ただ腰に鍼を刺したとも、症状の軽減はみられますが、根本的な解決は期待できません。
もちろん、腰の筋肉にTPが眠っている場合に効果がありますが、Aさんの腰痛を引き起こしている真の原因が眠っている筋肉を的確に探し出し、そこにアプローチすることが鍵となります。

 

人体には600近くの筋肉があり、これらが収縮することで私たちは骨(関節)を動かし、身体を動かすことができます。
特に首まわりは、たくさんの筋肉が走行しています。「痛い」と訴える部分に鍼をやみくもに刺すのではなく、細かく筋肉を指で押し分け、認知覚がどの筋肉でみられるか、しっかり探すことが必要です。

 

そこでまず当治療室で行うのが、認知覚を的確に探し出すための技術である”触察”です。
指で筋硬結(凝り)を骨に押し当て、ズーンという独特の”響き”感覚を再現させていきます。響き感覚の中でも特に「あ~それだ!!」という感覚を認知覚と呼び、認知覚が引き起こされた部分に対し、的確に鍼を当て、響き(認知覚)を起こさせることで、効果的な治療が期待できます。