英語は必要かどうか

「英語は話せた方がいいですか?」

気になる質問ではないでしょうか?
どのお仕事であっても、「語学力」を問われる時代ではありますが、トレーナーの場合と鍼灸師の場合に分けて考えてみます

トレーナーの場合

高校バスケットボール部、ラグビー トップリーグとトップイースト、プロバスケットボールのチームでアスレティックトレーナーとして活動してきましたが、正直、「話せた方がいい」というのが私の個人的な意見です。

私が所属したバスケットボール部にはいませんでしたが、対戦したチームには外国人留学生の選手がいました。全国大会を見たら高校や大学に留学生選手が活躍しています。

各競技団体、その年のレギュレーションにもよると思いますが、ラグビーでは7~8名、バスケでは3名の外国人選手が在籍しています。他のトップスポーツでも数名の外国人が在籍しています。

留学生、プロ選手に関わらず、彼らの多くは、日本での生活に慣れていません。
ご自分が海外へ留学、または仕事へ行くと考えてみてください。様々な不安、悩みでいっぱいだと思います。その悩みや不安を聞いてあげる存在がどれだけ大事でしょうか。
「それをトレーナーがやる必要あるの?」という方もいると思いますが、他のスタッフよりも選手と接する時間が長くなるトレーナーだからこそ、こういったコミュニケーションが外国人選手の心をつかむチャンスとなります。

あるヘッドコーチから『トレーナールームは「聖域」であり、選手が心を許しやすい場だ』と言われました。そういった場で通訳を介していては、内に秘めた想いを引き出せません。

また、トップスポーツのチームであったとしても、通訳が在籍しているかわかりません。在籍していたとしても、トレーナーのサポートをしてくれる余裕はありません。そういう意味でも、英語を話せた方がよいと思います。

鍼灸師の場合

店舗のある立地にもよるかと思いますが、日本中どこにでも、外国の方が住んでいます。そういった方であれば片言の日本語が話せるかもしれません。ですが、旅行で来日されている方や来日直後の方の場合はどうでしょうか。

私は、国立市と、現在は銀座で施術業務を行っている関係で、英語しか話せない方からの問い合わせがあります。ご自分が海外へ行ったとき、日本語を聞いたら安心できると思います。「英語を話せる?」と問い合わせがしてくれた方と英語でコミュニケーションを取ることができれば、信頼を得られ、ご紹介につながると思います。

まとめ

トレーナーであっても、鍼灸師であっても、選手や患者さんの心をつかむことで、その先の仕事、予約につながります。そのため、日本語以外にも何か話せた方がいいと思います。

英語であれば、ほとんどの方とお話ができると思います。
ですが、サッカーであればスペイン語やポルトガル語の方が需要があるかもしれませんし、卓球では中国語の方が求められる可能性があります。これも1つの武器になります。

鍼灸師であっても、店舗を構えるエリアに多く住む外国人の言語を話せるようになれば、新しいビジネスチャンスになります。また、日本を飛び出し、海外で施術することも、自身の技術や理論を教え広めることもできます。

「話せた方がいいか?」
そりゃ話せた方が自分の引き出しが増えるわけですから、それは大きな武器となります。
ですが、多くの場合、この質問をされる方は、「(話せた方がいいのは分かっていますが、勉強はしたくないのですが)話せた方がいいですか?」と考えていると思います。

トレーナーであっても鍼灸師であっても、ライバルはたくさんいます。
語学以外で選ばれる要素を持っているのであれば、外国語が話せなくても大丈夫かもしれませんが、少しでも上を目指すのであれば、努力する価値は大いにあると思います。