もうすぐ2歳になる息子に対し、どういう風にものを教えるべきかを考えるようになりました。怒鳴ったとしても、まだ話せませんし、親の反応を見て楽しんでいるようにも見えます。
かと言って、テレビを叩いたり、壁を蹴ったり、石を食べたりするのは、1つ間違えたら大きなケガにつながる可能性もあり、見過ごすわけにもいきません。
そんな理由もあり、「指導法」に興味を持つようになり、何冊か本を読んでいます。
ある指導法の本の中に、「叱らない」「問いかける」という指導を知りました。
怒鳴ることで、怒った側の思った通りに動くかもしれません。しかし、それでは「やらされている」ため、ネガティブな思考になり、大きな成長も望めません。
ではどうするべきか。
それは、
「対話」です。
どうしてそれをするのか? どうしたいのか?
など、コミュニケーションを取ることを重視することで、相手に気づかせ、考えさせ、自立を促すことができるそうです。
怒鳴るのは、正直楽ですが、2歳になる息子には効果はありません。正確には、その場は怒鳴られ、泣くので叩くのをやめます。しかし、数分後には叩くのを再開します。
そこで、叩いてもいいものを与えたり、他に気を引くものを与えたりしてあげます。
怒鳴ると、息子がなき、家の雰囲気が悪くなります。しかし、代案を提供することで、楽しそうに遊ぶので、家の中も明るくなり、一石二鳥です。
最近、公園へ行く機会が増え、近所の子どもたちにサッカーを教えているお父さんを見かけます。
腕を組んで、
と、大声で怒鳴っています。
ボランティアで自分のお子さん、そして近所のお子さんにサッカーを教える良いお父さんなのかもしれませんが、なんで腕を組んで、大声で威圧的に怒鳴るのかなと。
おそらく、学生時代もそこそこ高いレベルでサッカーをしていたのだと思います。
細かいテクニックを、実演を交えながら教えていました。
遠くから見ていると、お子さんたちは笑っておらず、顔が引きつっていました。
小学校低学年くらいでしょうか。もっと楽しく、自由に、思うがままにボールを蹴らせた方が伸びるのではないかと考えてしましました。
先日投稿した「年齢に応じた運動が大切」にも書きましたが、小学校低学年ごろの時期を、プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジと呼び、神経系が発達する時期といわれています。
「走る」「跳ぶ」「投げる」といった基本的な運動であったり、専門競技の基礎的な動作習得にを重視した方が良いと言われています。
そういうことを踏まえた教え方が望ましいと思います。
お仕事でお疲れのところ、お休みの日に近所のお子さんにサッカーを教えるのは、とても素晴らしいことだと思います。「じゃあお前がやれ」と言われても、とても真似できることではありません。
しかし、腕を組んで、怒鳴り散らす指導法は違うなと感じました。
楽しいはずのサッカーなのに、子供たちに笑顔はありませんでした。近い将来、サッカー、そしてスポーツをすることが嫌いになってしまうのではないか、心配になりました。
もちろん、上手になってスタメンを勝ち取り、活躍したい、将来はプロ選手になる!という夢を持っているかもしれません。
子どもたちの夢を叶えるためにも、有償・無償関係なく、指導者は指導法をしっかり勉強していかないといけないと思いました。
現在、指導法の勉強を、子育てのために始めたため、対象が「子ども」となっている本でしたが、この指導方法は、大人にも生かせると思いました。
近い将来のスタッフ育成、トレーナー指導などでも生かせられるよう、指導力を磨いていきます!!