働き方について

アスレティックトレーナーの働き方、勤務内容は、

  • チーム
  • 個人
  • 店舗

など、そのときの契約内容によって異なるので、ケース・バイ・ケースとなります。

チームに所属する場合でも、

  • 年間を通して終日帯同する
  • 決まった曜日や試合のみに帯同する

と、勤務日数や時間が大きく異なります。

自分がどんな勤務体系を望み、どんなことがしたいのか、働き方をよく考え、そして契約を締結する必要があります。

これからお話しする内容は、そういった契約内容というよりも、
トレーナーのパーソナルな働き方についてお話していきます。

よくあるお話としては、朝から晩まで自分のすべてを仕事に費やす方がいます。
この働き方が正しいのか、間違っているのかは、正直、分かりません。

なぜ分からないかというと、そのような働き方は、選手やフロントには「よく働いてくれる。よくしてくれる」と映るからです。

ですが、これでは、トレーナーのチーム(グループ)として一緒に働くメンバーは大変です。
拘束時間は長くなり、休みの日であっても連絡がたくさん来るなどして、とてもストレスフルな日々を過ごさなければなりません。これでは、家族との時間やプライベートの時間も楽しく過ごせません。トレーナーとして一生懸命働いていくためにも、家族の協力や心身の健康は欠かせない要素だと私は考えています。

特にスポーツ業界は、試合や合宿があります。これにより何日間を家を空けることがあります。

ラグビーの場合は、試合前日に移動して宿泊します。そして、試合時間にもよりますが、ナイターの場合はさらに後泊となります。

バスケの場合は、土日開催が基本で、たまに平日開催もあります。この場合、試合会場によっては、自宅へ帰らず遠征先へそのまま移動するケースもあります。

年間の試合数が多い野球や、海外遠征もあるテニスやゴルフ、冬季スポーツに関しては、さらに多く家を空けることになります。そういうことからも、家族の理解が非常に重要となります。

結婚し、家庭を持つ方の場合、家族との時間は非常に大切です。
私も2歳になる息子がおりますが、可能な範囲で妻のサポートに努めています。(全然足りていませんが。。。)妻がワンオペで頑張ってくれているからこそ、私も「やりたい仕事ができている」ということを胸に、日々活動しています。

私は帰国子女で、幼少のころ、近所のアメリカ人のお父さんが夕方に帰宅して、家族とディナーへ出掛けたり、ボーリングへ出掛ける生活を見てきました。
同じチームで戦った外国籍選手たちの話を聞くと、本当に家族を大切にしています。
この家族ファーストの考え方は、日本人も見習うべき姿ととても考えさせられました。

こういった発言をすると、「手を抜いている」と思う人もいますが、そんなことはありません。
プライベートが充実しているからこそ、仕事に全力で取り組むことができるのです。
オンとオフのメリハリをつけた働き方が非常に理想的です。

仕事を一生懸命やるのは最低限の基準です。その上で「家族を大切にし、しっかり稼ぐ」、これを達成できる環境を整えたいと常々考えています。

家庭やプライベートも省みずに働いている人の多くは、
選手に対して一から十まで手厚く奉仕しているように思います。

選手は「やってくれる」ので非常に喜びます。
しかし、それでは「自主性」は育ちません。
トレーナー、治療家が選手と接する時間なんて24時間のうち、長くても1時間程度です。「残りの23時間の使い方」が大切だと考えています。

一から十まで奉仕するトレーナーと、自主性を育てるトレーナー、
どちらが「選手のため」となるのか考えてみてください。

何度も言いますが、決して「働かない口実」を作っているわけではありません(笑)