アスレティックトレーナーのとある1日の流れ(ラグビー)

所属するチーム、そしてカテゴリーによって、活動時間や曜日は大きく変わってきます。
開幕後なのか、それとも開幕前なのかによっても変わってきますし、コーチの考え方によっても、練習日数や時間も変わってくるので、あくまで一例です。

ラグビー、トップリーグのチームに所属していた時の主な活動時間です。

【朝練習】
6:45~ 朝練習の準備
7:30~ 朝練習(フォワード/バックスに分かれて練習とウェイト)
9:00~ 朝食
10:00~ 練習などの準備

プロ契約の選手は社業があるため、スタッフはこの時間帯、フリーとなります。
この時間を利用して、在庫管理やミーティング、場合によっては通院帯同などを行います。

【午後練習】
15:00~ チーム練習の準備(ドリンクやテーピングなど)
16:00~ 練習
18:00~ ケア・片付け
21:00~30頃 帰宅

これは平日の主な流れです。
試合は土曜日か日曜日に開催されるので、前日試合会場近くのホテルへ向けて出発します。また、事前にホテルや試合会場へ荷物を搬送します。トレーナーが試合で使用するテーピング類、治療機器、ボトルやクーラーボックスなどをまとめます。試合には23名、そしてトラベルリザーブが5名ほど入るので、準備するものがバスケと比べるととても多いです。特に使用するテーピングの種類や量がとても多く、初めて準備した時に驚いたことを覚えています。

前日のホテルでは、夕食後、選手のケアが始まります。
寝る時間も大切なので、スムーズに施術をしなければなりません。


ラグビーは、屋外で、雨や雪でも試合が行われます。
そのため、防寒具や雨具もしっかり用意しておかなければなりません。

夏場の練習、合宿では、サングラスや帽子、日焼け止めも欠かせません。
「サングラスなんて必要?」と思われるかもしれませんが、必要です!!芝の照り返しが強く、サングラスがなければ目が痛くて仕事になりません。

腕時計も必要です。
バスケでは、体育館にタイマーがあり、時計も体育館に付いているのでmustアイテムではないと思いますが、ラグビーでは腕時計が必須です。バスケのようなタイマーはなく、またフィールドが広いので、備え付けの時計が見えません。

ご自分が活動する現場により、トレーナーが持つべきアイテムは変わってきます。
そしてチームで用意されている物品(予算も影響)も異なるので、臨機応変に対応する力が求められます。

これまで、バスケットボールしか経験したことがなかったので、屋外スポーツはカルチャーショックが大きかったです。特に、雨の中スポーツをするなんて信じられませんでした。

通常の練習では、トレーナーがボトルをキャリーに入れ、サイドライン上をボールの位置に合わせて移動して歩きます。プレーが中断したらフィールドに入って水分補給や滑り止めを渡します。ボールを前に落としたら「ノックオン」という反則になり、相手ボールとなってしまうため、すべり止めを付けたり、テープを巻いたりして、ボールが滑り落ちないようにしています。雨の日は特に滑り止めを塗る頻度が増えるので要注意です。

自分が経験してきたスポーツのトレーナーになりたい!とそれを目標にしてこの世界へ飛び込んでくる人は多いかと思います。私もその一人です。今こうしてバスケットボールの世界に携われているのはとても幸せなことであり、毎日学ばされております。

しかし、自身経験したことのないスポーツの現場も大きな発見や学びがあります。特に学生時代に現場実習で自分が携わったことのないスポーツを体験するのは、非常に大きなメリットがあると思います。
「興味ないからなぁ」なんて思わず、是非様々なスポーツの現場へ飛び出していきましょう。