トリガーポイント(TP)ってなに??

「トリガーポイント」という言葉はいろんなところで使われています。

 〇病院で行われる「トリガーポイント注射」
 〇ボールやフォームローラーを使って「トリガーポイントを刺激する」
など、同じ「トリガーポイント」という単語ではありますが、そのアプローチ法は多岐にわたっています。

当治療室でもトリガーポイント(TP)鍼治療を行っていますが、上記2つとは、アプローチする方法も考え方も異なります。

そもそも人の痛覚や触覚は、脳で感じられますが、少しあいまいなところがあります。
そのため、痛みの原因となっている部位を「そのあたりかなぁ」としか言いあらわすことができません。
「あ!そこだ」という部分こそがまさにTPであり、その部分に対して正確に鍼を当てる施術方法がTP鍼治療なのです。

潜在型と活性型のTP

  • 潜在型:誰もが持っているTPです。現在、症状として感じられていなくても、私たちの体にTPは潜んでいます。例えば、足を組んだり、背中を丸めたりしている人の場合、これらの動作は、TPが内包されている筋肉を伸ばすことで、症状から逃れようと無意識に行っている動作です。つまり、これらの動作を取ってしまう人は、殿部や背部の筋肉を伸ばし、TPによる症状を和らげているのです。
  • 活性型:急に重いものを持ち上げたことにより生じる「ぎっくり腰」や、うたた寝して「寝違え」たりしてしまい、TPが活性化してしまい、強い痛み、症状が引き起こさます。疲労や冷え、虚血など、様々なストレスによって活性型TPを引き起こす要因となります。症状を根本的に改善するためにはまず、この活性型TPを直接治療することが必要です。

TP鍼治療に期待される主な効果

  • TPを的確に治療することで、頑固な痛み(慢性痛)の根本的な改善が期待できる
  • 急性の痛みに対して即効性がある
  • 自律神経症状に対して効果的である

TPができやすい部位

  • 筋膜、腱、骨膜、靭帯、関節包
  • 筋と腱の移行部、腱が骨と付着する部分、筋と筋が隣接する部分

まとめ

このように、ひと口に「トリガーポイント」といっても、考え方やアプローチ方法が異なります。
当治療室では、問診で細かく症状を「評価」していきます。ここである程度ターゲットとなる筋肉にあたりを付けます。続いて筋肉を直接見て、触って確認していく「触察」です。この「触察」という手技は、一般的なマッサージや手技療法とは異なり、筋肉を的確に押し分け、『あ~、それ!それ!』と症状を再現させるようなトリガーポイントを探すための特殊な手技です。

触察で見つけたTPに対し、鍼を使って直接刺激していきます。鍼は、電気治療やマッサージと異なり、直接TPにアプローチできる施術方法であり、それだけ効果も期待できます。鍼を刺入していく際も、刺鍼転向という鍼を操作する技術を駆使して、「響き」を起こさせます。響きは、鍼がTPに的確に当たったことを示してくれるサインであり、交感神経で緊張している状態を和らげてくれるサインでもあります。


お体の症状でお悩みのある方は、是非一度ご相談させてください。